善きことは、カタツムリの速度で動く
ガンジーの言葉に、こんなものがあります。
「善きことは、カタツムリの速度で動く」
ガンジーは、インドをイギリスの植民地支配から独立させた偉大な指導者。しかし、そのやり方は武力ではありませんでした。有名な「塩の行進」では、イギリスの塩の専売に抗議するため、約385キロの道のりを24日かけて、みんなでゆっくり歩き続けた。
一見、時間がかかりすぎて非効率に見えます。でも、その「ゆっくりとした確実な歩み」が国民の心を動かし、最終的には数百万人が参加する運動になって、独立という偉業につながりました。
子どもの成長も、英語の勉強も、ダイエットでも仕事やビジネスの成功も、すぐには結果が見えない。それが続くと、自信が揺らいでいく体験を何度してきたか。だからこそ、ガンジーの言葉を思い浮かべながら「正しい方向に向かっているなら、遅くても必ず実を結ぶ」と、自分で自分を励ましたい。良い社会の仕組みも、平和な変化も、急には起きない。時間をかけて、じわじわと浸透していくものだと思います。
「速さ」や「効率」ばかりが求められる時代だからこそ、この「カタツムリの速度」という言葉は、焦る心にすっと寄り添ってくれる気がします。実に味わい深い言葉です。

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