改めて気づいた、日本の素晴らしさ
みなさん、こんにちは。真崎憲二です。
今回は「改めて気づいた日本の素晴らしさ」について、ちょっと取り止めのない話ですが、思いついたことを書きたいと思います。
これほど自然豊かな国はない
まず1つ思ったのは、世界を見てきたからこそ思うんですけど、これほど自然豊かな国はないな、ということです。
今、僕は大自然の中を車で走り抜けていますけど、本当にこんな青々とした、みずみずしい緑がたくさんあって、水も豊富で。これだけたくさん山があって、川があって、という国はないんですね。
そして、海の幸も豊富じゃないですか。
これは何でだろうなと思ったら——みなさん、何だと思いますか。1つには、火山が影響しているんですね。火山があることによって、山の内側にあるミネラルが豊富に、山から川を通って海へ流れていくわけです。その豊富なミネラル・栄養素があるおかげで、美味しい魚が育つんですね。
しかも日本の場合は、太平洋と日本海の両方がある。日本海側は本当に冷たい海水ですので、身が引き締まった、脂の乗った魚が獲れる。太平洋側だったら、大きな魚が獲れる。だから、獲れるものの種類もまったく違うわけです。
だからこそ、刺身なんていう世界的に珍しい、世界に誇る食文化が生まれたりする。あとは瀬戸内海みたいな穏やかなところだからこそ、牡蠣なんかも育ったりする。
本当に、いろんなタイプの豊かな自然があるんですね。
こんなに綺麗な川がある国はない
これは山もそうです。綺麗な山があるからこそ。こんなに山があるところってないんですよ。やっぱり火山があるからこそなんですね。
しかも海に囲まれている。豊かな山があって、自然があって、火山があって、ミネラルがあって、美しい川がある。
僕は世界の川を見てきましたけど、こんなに綺麗な川がたくさんある国はないですよ。本当に、本当にないです。
雨がたくさん降って、山がある。おかげで綺麗な水がある。
あれはマチュピチュに行ったときだったかな。川があるんですけど、もう濁流ですよ。山が禿げてしまっているので、全部茶色の濁流です。ああ、こんなに違うんだ、と思いました。
その豊かな山とか川とか、そこから海に流れるミネラル。だから魚が育つ。それだけでもすごいことですよね。
あとは、美しい花。桜もそうだし、チューリップが咲いたり、梅が咲いたり、ひまわりが咲いたり。秋には紅葉があって、冬には雪化粧があって、季節ごとにまったく違う景色になる。こんな国ないですよ。
1つの国に、熱帯も寒帯もある
そしてもう1つ、日本の面白いところは、1つの国なのに熱帯もあれば寒帯もあることです。
北海道から沖縄まであるでしょう。温帯も亜熱帯もある。こんなに気候の幅が広いんです。
雪が2メートルも積もるような、氷点下10℃、20℃になるような北海道もあれば、年がら年中あたたかくて、海にも入れるような沖縄もある。本当に、気候も幅広いんですよね。
僕たちは気づいていないかもしれないですけど、自然の多様性は、僕はものすごいと思います。
だからこそ育った、世界に誇る感性
この日本だからこそ、僕たちは気づいていないかもしれないですけど、見事な感性が育っていると思うんですよ。豊かな感性。これは世界に誇る感性だと思います。
3つの視点で言いましょうか。
① 言葉
分かりやすいものから言えば、言葉です。日本語ですよ。
ひらがながあって、カタカナがあって、漢字がある。こんな国ないですよ。近い国もどこにもないです。
言語というのは、その国の文化とか歴史とか思想を引き継いでいくための、すごく重要なツールなんですね。ある意味、文化や思想の叡智の結晶がここに詰まっているんですよ。
そういう中で、ひらがなとカタカナと漢字を全部使いこなしている。もうこれを当たり前に処理しているって、やばいんですよ。
だからこそ、たとえば雨が降ったときに、ザーザー降る、しとしと降る、サラサラ降る、ぽつりぽつり降る。これ、オノマトペと言うんですけど、海外に行くと「この日本の音の表現は一体何なんだ」と理解できなかったりするんですよ。
こういうところも、やっぱりすごいと思います。
② 身体的知性
2つ目は、ここにも関係するんですけど、身体的知性です。
これは世界の先進国の中でも、日本が突出しているらしいんですね。
身体的知性とは何かというと、体で覚えるということです。たとえば職人さん、大工さんが「見て覚えろ」と言って、見て覚える。野球のバットの振り方を「こう振るんだ」と体で覚える。まさに身体的知性ですよね。
あとは「腑に落ちる」とか。やっと理解できたというときに「腹落ちする」と言う。こういうのも日本独特の表現だし、他の国はこういうのが弱い。
アジアは結構、身体的知性が強い。僕の推測ですけど、研究がまだされていないから出ていないだけで、アフリカもこの身体的知性を持っている気がするんですよね。
ところがヨーロッパとか、カナダ、アメリカ、オーストラリアみたいな西洋文化のところは何かというと、言語的知性なんですよね。
つまり、全部言語化することに価値があると思っているんですよ。でも、これには限界があると今は言われています。これはやっぱりキリスト教の影響が大きい。すべて言葉で表現できることに価値がある、という考え方ですね。
そういう意味でも、日本には身体的知性がある。だから今、世界中から日本の文化が——分かりやすく言えばアニメを通して、世界中の人がその考え方に共感しているんですよ。
助け合うとか、仲間を大事に思うとか、思いやりだとか。世界中の人が何に共感しているかというと、アニメの中に出てくる思想なんです。面白さももちろんそうですけど、そこから哲学を学ぼうとしている。思想を学ぼうとしているんですよ。
メキシコシティで、みんなが整列した話
面白いエピソードが1つあってね。
僕がメキシコシティに行ったとき、メキシコに40年ぐらい住んでいる方に出会ったんです。ご両親は日本人で、生まれたときからメキシコ、国籍はメキシコという方なんですけど。
その方から聞いた話です。日本の声優さんのイベントがあって、会場はもうパンパン。2階も3階も満員になるくらいの人気だったらしいんですね。パリ、ロサンゼルス、メキシコシティと回ったそうなんですけど、メキシコシティで面白いことが起きた。
その超満員の中で、みんながきちんと整列したらしいんですよ。
その日本の声優さんが不思議に思ったそうです。パリとかだと、もうワーッと殺到するから。でもメキシコの人たちは、きちっと並んで、係の人に協力していた。
それで「なんで並んでるんですか?」と聞いたそうなんです。そうしたら、こう答えたそうです。
「日本人だったら、こういうときどうするだろうか、と考えたんだ」
これ、しびれないですか。「日本人だったら並ぶだろう」なんですよ。
きちんと並ぶじゃないですか、僕たちは。それをメキシコの人がやっているんです。めちゃくちゃやんちゃですよ、メキシコの文化は。ノリノリの人がいっぱいいますよ。もちろん、メキシコにもいいところはいっぱいある。
でも何が言いたいかというと、それぐらい日本の思想とか、僕らが当たり前にやっていることを、大事にしてくれているんですよ。世界が求め始めているんですよ。
③ 追求する力
1つ目が言葉、2つ目が身体的知性の話をしました。
3つ目は、追求する力です。1つのことを追求したら、他の追随を許さないんですよ。
トイレで水が出てお尻を洗うなんて文化、やばくないですか。もう当たり前になっているでしょう。そんな国ないですよ。
トイレをいかに快適にするか徹底的に追求した結果、お尻を水で洗う。もういっちゃってるでしょう。頭いっちゃってますよ、これ。でも、もう僕らはなかったら困るぐらいのレベルになっていないですか。
それぐらいなんですよ。
だからソニーだって、パナソニックだって、トヨタ自動車だって。日本の自動車が世界で未だに人気なのは、もう壊れないんですよ。本当に。東南アジアでもアフリカでもアメリカでも人気ですからね。ヨーロッパでも未だに人気なんですよ。
だからアメリカも怒っちゃったんですかね。あんまりにも自分たちの国のものが売れなくなっちゃったから。貿易摩擦が生まれてしまうぐらい、脅威なんですよ。驚異的なんですよ。
もっと身近な例で言えば、文房具。ボールペンだって、めっちゃ便利じゃないですか。全然壊れないし、めちゃめちゃ色が出るし、めちゃめちゃ滑らかで書きやすいし。こんな国ないですよ。
あとは、ソースとか醤油の袋についているマジックカット。あれ、神ですよ。世界中どこにもないんじゃないですか。少なくとも僕は見たことがない。やったとしたら日本が最初でしょう。
あんな細部まで。「神は細部に宿る」という言葉がありますよね。「小事が大事」とか「一事が万事」とか。小さい部分が大事なんだよ、ということです。
1秒のズレを許さない国
まさにその細部まで徹底できる国だから、電車が1分1秒遅れないんですよ。
僕の友達に新幹線の運転士をやっていた人がいるんですけど。東京から大阪まで運転するときに、名古屋駅を通過するとき、小田原駅を通過するとき——優秀か優秀じゃないかのジャッジは、1秒なんですよ。ズレが1秒以内かどうか。
これ、もう狂ってますよ。こんないかれた国、ないですよ。
オーストラリアの電車だって、インドの電車だって、アメリカの電車だって、ヨーロッパの電車だって遅れまくりですよ。彼らも彼らでちゃんと時間を守ってほしいと思っている。でも、それを徹底できている。
しかも1時間の中で新幹線が何本も走っているんですよ。山手線なんか数分で来ますよ。それを定期的に1日中やり続けられるなんて、こんな狂った国ないですよ。狂ったレベルですごいんですよ。
でも僕らにとっては、それが当たり前のレベルなんです。生まれ育ったときから持っている。これが僕は、すごい強みだと思うんですよ。
もう一度、誇りを取り戻そう
他にも挙げたらキリがないですよ。パスポートだって、ビザなしで行ける国の数は世界でもトップクラス。こんな国ないですよ。
なのに、持っている人は2割もいないですからね。
もう一度、僕たちは誇りを取り戻して、「僕たちは実は本当に恵まれた、素晴らしい国にいるんだ」という誇りを、もう一回持とうじゃないかと思うんです。
やっぱり世界を見ていないから、世界に飛び出していないから、日本が見えないんですよ。日本が分からないんですよ。肌で感じていないんですよ。
だからといって、悪いわけじゃないですよ。役割なんですよ。
僕みたいなあんまり考えないおっちょこちょいだから、飛び出せるわけですよ。じゃあ飛び出した人間は何をするかというと、威張るわけじゃないんですよ。威張っている場合じゃないんですよ。どんなことがあったか、何を見てきたか。それを伝えていくのが役割だと思うんですよ。
若者たちへ
だから僕は、こういう場面、こういう機会をもらえていることが本当にありがたい。
なぜなら、若者がもう宝なんですよ。日本の宝なんです。世界の宝なんですよ。地球の宝なんですよ。
時代を変えるのは青年なんですよ。青年の熱と力が、この世の中をよりよく変えていくんですよ。
その若者たちが希望を持てなかったら、どうするんですか。大人の責任ですよ、そんなの。
だから、みずみずしい感性を持った若者に出会えることが、僕は嬉しくて仕方ないんです。本当に幸せなことなんです。
だから僕は真剣なんですよ。日頃はふざけてますよ。ふざけているように思われますよ。いいんですよ、別にそれで。ふざけているところもいっぱいあるし、ダメなところもいっぱいあります。
でもね。若者に、人生に希望を、未来に希望を持たせてあげるのは、やっぱり絶対に大人の責任なんですよ。
だからこそ、僕も残りの限られた人生の中で何ができるか。こういう機会は、僕にとって本当に大事な機会なんです。
改めて気づいた、日本人の素晴らしさ、日本の魅力について書かせていただきました。
何か少しでも参考になれば嬉しいです🌸

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